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アノ投資指南役に聞く!情報収集の極意

投資は日々の情報収集と勉強が大切と言うけれど、何をどう収集して勉強すればよいのかが、わからない・・。この悩みは投資入門者から上級者までに共通しているでしょう。日々流れる数多の情報を、達人達はいつ、どのように収集し、そして利用しているのか。マネー運用の達人4人にその極意をインタビューしました。4人4様の情報収集におけるポリシーを紹介します。

達人への共通質問

  1. 情報収集はいつしてますか?(タイミングと消費時間)
  2. どこでどのようにしてますか?(場所・利用ツール・媒体)
  3. 何の情報を収集していますか?(投資対象等)
  4. ナゼその情報を収集するのですか?(理由・こだわり)
  5. 誰の情報が気になりますか?(発信元)
  6. 情報収集にかけているひと月の費用はどのくらいですか?(コスト)
中桐 啓貴 氏

プライベート・ファイナンシャル・プランナー

株式会社ガイア 代表取締役社長。

株・投資信託、いま損を抱えている人の投資の処方箋

【代表著書】
株・投資信託、いま損を抱えている人の投資の処方箋
(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))(単行本(ソフトカバー))


 

コモンズ投信株式会社
会長 シブサワ・アンド・カンパニー 株式会社 代表取締役

株・投資信託、いま損を抱えている人の投資の処方箋

【代表著書】
運用のプロが教える草食系投資
( 日本経済新聞出版社)(単行本(ソフトカバー))


 

カン チュンド 氏

インデックス投資アドバイザー

晋陽FPオフィス 代表

株・投資信託、いま損を抱えている人の投資の処方箋

【代表著書】
最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則
(ソーテック社 )(単行本(ソフトカバー))


 
竹川 美奈子 氏

ファイナンシャル・ジャーナリスト

LIFE MAP,LLC代表

株・投資信託、いま損を抱えている人の投資の処方箋

【代表著書】
3000万円をつくる投資信託術-サラリーマンのためのインデックス投資入門
(朝日新書) (新書)


 

中桐 啓貴 氏
情報過多にならないことです!

情報過多になって判断に迷うようになってはせっかく収集した情報を生かせません。

共通質問の回答
  • 毎朝7:00-8:30の1.5時間。
  • 自宅ではTV(CNBCや一般のニュース)。新聞は日経。ネットでNYタイムズを読んでいます。
  • 各国のトレンドがわかる情報をみます。特に日米の株価、金利、為替は必ずチェックします。有料の情報サイトやバロンズオンラインなどのマーケット分析のサイトもみます。
  • 日本はもちろん世界各国の景気をマクロに捉えたいからです。
  • 資産運用会社のピムコ社のレポートはチェックしています。
  • 約1万円
【中桐氏が語る、情報収集ポリシー】
情報は取れば取るほどよいというものではないと思います。私は最初は広く情報収集をし、段々自分の興味のある分野を深堀りしていきます。収集した情報は人にアウトプットします。私はオフィスで日経新聞の読み合わせを若い人としていますが、それぞれが「興味のある分野」を発表しあえば人が集めた情報を効率よく入手できますし、自分が喋るために情報を一度頭の中で整理しなければならないので、情報の本質を読み解くよい訓練になります。雑誌もよく目を通しますが、年間定期購読のお得感から多数の定期購読申込みをして読み切れず失敗したことがあります。今、定期購読しているのは日経ビジネスだけです。 新聞は日米を問わず大手の新聞を購読しています。大手紙には著名なコラムニストの意見が載るので見逃せません。私はPaul Krugman氏(NY Times)やThomas Friedman氏(NY Times) のコラムをチェックしています。細切れ時間にはiphoneで情報収集。モバイルツールは便利なので活用しています。
 
渋澤 健 氏
自分のマインドと心身の管理

流れる情報を感度良く受け止められるかは自分のマインド次第。周囲の気配を遮断せずにはいられない満員電車には乗りません。早朝の電車通勤は自分の時間も確保できて◎。

共通質問の回答
  • 起きている間は常に情報にさらされているので、いつと限定することはありません。
  • 自宅では日経新聞やTVのNHKニュースを流し見します。オフィスではPCでサイトの情報を得ます。細切れ時間でツイッターを流し見します。
  • 一般的な時事ニュースを新聞や、TV等で得ます。自分が見落としていた情報や、ある情報に対して自分とは違う意見を持った人の意見をツイッターでざっと見ます。
  • 誰でも得られる情報より、自分の考えに対する意見や自分と違う意見は重要だと思うので。
  • ツイッターなどで一生懸命フォローする方ではないので特にこれと限定するものはありません。
  • わかりません。情報収集にコストを惜しまないということではなく、自分にとっての『情報収集』の範囲が人との関わり合いまでになるので考えたことがないのです(笑)。意外に少ないかもしれません。
【渋澤氏が語る、情報収集ポリシー】
常に流れている情報に自分が感度よくいられるために自分自身のマインドを管理するようにしています。満員電車は周囲の気配を消して乗るものなので避けます。全てを遮断するあの満員電車にゆられる時間は耐えられません(笑)。自分の感度をいつもよい状態にするために早朝の電話のかかってこないオフィスに出勤して自分の時間を作っています。情報をインプットするのに必要な時間です。 また、朝食会にもよく行きます。自分の考えや思想、姿勢を持っている人との意見交換は貴重。活字では得られない情報ですし、そういうものが社会の刺激ポイントになったり、人が思いつかないことをひらめかせるシナプス効果を生み出すものだと思っています。人に会うこと自体が何よりの情報収集です。 オフィスの最寄り駅のコーヒーショップで情報交換したりする手軽なものでも、会社や業種の違う人との会話には刺激を受けます。もちろん自分の意見がなく参加するだけでは駄目ですが・・。 一方でジャンルが広く、質の高い情報を発信するサイトをチェックしたりもしますよ。 JBpressはおもしろいので気に入っています。
 
カン・チュンド 氏
絞り込みが大事!

時間は限られている。優先順位の低い情報はシャットアウトして、自分が深堀りしたい情報を取りに行きます。TVや雑誌はわかりやすいけれど不要な情報も多いので見ません!

共通質問の回答
  • 毎日30分~1時間。時間帯は決めず、思考の転換をしたいときに短時間で行ないます。
  • 情報収集は主に事務所のPCで。サイトでニュースをチェック。書籍は移動中に読みます。
  • 投資・経済専門のサイトは見ません。むしろ社会・政治・国際関連のニュースを主にみます。
  • 日々のマーケットを深読みするための情報より、世の中の大きな流れを知るための広く浅い情報を得る。ことのほうがインデックス投資アドバイザーとして、お客様のご相談にのる上で大切なのです。
  • インデックス投資に関するブログやサイト。インデックスブロガーのブログはみなさんにオススメしたいです。
  • 1万~2万円程度。書籍が中心で月に5冊~8冊ほど読みます。世界に投資をする上で海外の国や地域の歴史や文化をを深堀するのは大切だと考えています。
【カン氏が語る、情報収集ポリシー】
マーケット情報を毎日追いかけるようなことはしません。インデックス投資アドバイザーとしてマーケットを深読みして行なうアクティブ投資のスタイルではなく、大きな流れを見て投資をするスタイルを日々お客様にも紹介しています。従ってニュースもgoogleのニュースで各メディア発信の見出しをチェック。広く浅くを心掛けています。でも、自分の専門分野であるETFについての情報は積極的に取りに行きます。これにはGoogleアラートを利用しています。自分のアドレスとキーワード「ETF」を登録すると、ETF関連のニュースの掲載をメールで知らせてくれます。世界を中心に投資をしましょうと日々お話しているので英文記事もチェック。海外ETFのニュースは現地の方が数倍豊富で早いので見逃せません。 インデックスブロガーのブログは利潤が絡んでいない中立を保った一投資家の意見を気軽に知ることができるので誰にでもオススメです。『rennyの備忘録』や『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』は私も頻繁にチェックしています。また、世界に視点を向けている人のブログでお気に入りがコチラ。よくチェックしています。 実はメカに弱いのでモバイルツールは利用していませんし、特に重要視していません。妻がiphoneを使いこなしているのを見ても自分には必要性を感じられなくて(笑)。
 
竹川 美奈子 氏
一次情報に立ち返る!

一般論に流されません。一次情報を必ず自分で確認します。

共通質問の回答
  • 毎朝15分~30分程度。そのほか時間がかかる情報収集は週に2日程度、時間をとって行なっています。
  • 仕事場のPCで各種金融サイト(bloombergモーニングスターロイター投信まとなび)や新聞を見ます。その他は有料のセミナーや配信動画も利用します。運用会社のホームページやメルマガ、コールセンターも利用します。
  • 日々短時間での情報収集は世の中全体のニュースや投信の動向を。時間をしっかりとるときは投資商品の分析や制度変更などについて情報収集します。
  • 一般にでている情報と発信元の情報に差がないかを常に確認するためです。
  • 特にありません。
  • 書籍は月に1万円強程度。無料のセミナーも利用しますが、高額なセミナーに参加するときは数万円。
【竹川氏が語る、情報収集ポリシー】
情報はバイアスがかかっていないものを得ることが何より大切。例えば、メディアの記事は記者の考えに左右されることも多いので、鵜呑みにはしません。データの出所などを確認して、一次情報を必ず確かめるようにしています。また、投資信託の情報は実際に運用している運用会社が発信する情報、個別商品では運用報告書を必ず確認するようにしています。各運用会社のHPや無料配信動画、USTREAMなどからもその会社の運用哲学なども知ることができます。その他、格付け機関のS&Pが定期的に発表するインデックスとアクティブファンドのパフォーマンス比較レポート(SPIVA)もチェックしています。(日本語版は更新が遅いので、英語版を参照。) セミナーは有料無料問わず、有益なものを選択して積極的に活用しています。選択は難しいのですが、初めて参加するならば、投資信託の運用会社や公平な立場をとる機関が行なうものなどをオススメします。
 
編集後記

達人4人4様の情報収集についてご紹介しました。それぞれ利用するソースやツールも違うのですが、共通するのは、なぜそれを利用するかの理由が明確であることでした。また自分にとっての情報についての定義がみなさんとてもはっきりしているので『ズバリ!情報収集の極意は?』という問いに対して全員が即答されています。

投資のための情報収集の場合、自分がどんな資産運用をするのか(したいのか)によって集めるべき情報も異なるでしょう。自分の投資方針をまずしっかり持つことが情報収集の第一歩ではないでしょうか。目標に向けた運用を継続実行するために必要な情報を広く眺めるところからはじめていきましょう。その際は達人ご紹介のソースをご参考ください!


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