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< 1 > お金の相談室 第150回
「新興国投資、これから始めるならどの商品がいい?」
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<質問>
今年は新興国投資への割合を増やしていきたいと思っています。どうするのがよいでしょうか?
<回答>
ご質問ありがとうございます。FPオフィス ワーク・ワークスの中村宏がご回答します。
中国やインド、ブラジル、ASEAN諸国(東南アジア諸国連合)加盟国など、経済の成長余力が大きい新興諸国が投資先として大きな注目を集めています。
投資妙味のある新興諸国の国々への投資割合を増やすには、海外EFTを活用する方法、公募投資信託を使って積立投信をする方法など、いくつもの方法があります。今回は、ちょうど、来月(2010年2月)24日に東京証券取引所に上場するETFを活用した方法をご紹介したいと思います。
国内の証券取引所に上場するETFは、海外ETFと異なり、投資先が海外の資産でも円建てで購入することができます。また、特定口座で扱えるため税金の計算や納税の手間を省くことができます。日本の企業の株式と同じ感覚で取引をすることもできます。自動積立による購入はできませんが、公募投資信託よりコストが低いこともメリットのひとつです。
来月上場するETFの銘柄は、「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」(銘柄コード:1681)。
これまで、中国、インド、ブラジルなど、個々の国の株式市場に投資する国内ETFはありました。しかし、1本のETFで複数国の株式市場にまとめて投資ができる国内ETFはありませんでした。
「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」は、この1銘柄を購入するだけで、中国、ブラジル、韓国、台湾、インド、南アフリカ、ロシアなど、新興国22カ国に分散投資をすることが可能になります。
信託報酬は年0.2625%(税抜0.25%)程度。公募投資信託よりもコストは低めです。
中国、インドなど、特定の国にというより、新興国全体の今後の経済成長に期待して投資をしたい方に適したETFといえるのではないでしょうか。投資国が複数に分散されていることでリスク低減効果も期待できます。
株式だけでなく、資産(アセット)を分散するために新興国の債券にもまとめて投資をしたいときには、同じく国内ETFに「ABF汎アジア債券インデックスファンド」(銘柄コード:1349)というものがすでにあります。中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピンなど、アジアの新興国政府および準政府機関が発行する国債および公債が主な投資対象です。
また、近年日本の企業の中には、国内需要の低下を背景に、業績の回復・向上を目指して、拡大する新興国マーケットへの本格的な進出を加速しているところがたくさんあります。海外の株式や債券などの資産を直接買いに行かずとも、将来新興国のマーケットで活躍する日本企業を見極めて、これらの企業の株式に投資をすることも、間接的とはいえ、新興国の経済成長の成果を私たちがリターンとして受け取ることにつながります。
今月(2010年1月)29日には、「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KPKUSAI)(銘柄コード:1680)というETFも東京証券取引所に上場し、これ1本で、日本を除く先進国22カ国に分散投資をすることができるようになります。
また、すでに上場しているETFに、主要国の債券を投資先とする「上場インデックス海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型」(銘柄コード:1677)があります。
新興国のETFとこれらを組み合わせると、ETFを活用した「国際分散投資」がより簡単にできるようになります。
中村 宏
株式会社 ワーク・ワークス代表取締役社長
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
著書:「自分のお金の育て方」(祥伝社)
コンサルティングも行っています。お気軽にお問い合わせください。
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