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< 1 > お金の相談室 第143回
「日本株の急騰、今回は波に乗る?」
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<質問>
今週になって日本株が急に上昇し始めました。日本株は今年の春に損が大きくなったので全部売ってしまったのですが、これからまた買った方が良いのでしょうか?現状、中国株やブラジル株のファンドに投資しています。
<回答>
ご質問ありがとうございます。今週はマネックス・ユニバーシティの内藤が回答いたします。
今週の日本株価の急上昇は、火曜日の昼に報道された日銀の臨時の金融政策決定会合がきっかけになりました。政府と日銀が景気対策に協力して取りくもうという姿勢がマーケットに伝わったことが要因と考えられます。
しかし、果たしてこのような今週の株価の動きを予想できた人はいたでしょうか?株価は売られすぎという判断をしている専門家もいましたが、このような展開は予想できなかったと思います。
短期の相場予測はこのような予想できないイベントがあるとまったく狂ってしまうのです。
今後日本株については、極度な悲観論が減り、強気の見方が増えてくると思いますが、それもどうなるかわかりません。また別のイベントによって相場が調整する可能性もあるからです。
このような中、短期的な相場観を自分で作り、それに沿って短期的な売買を繰り返しても結果が出る可能性は低いと思います。それよりも大切なことは、資産全体のバランスをチェックして、1つのマーケットに集中投資しないようにすることです。
ご質問の方は日本株をまったく持たず、新興国株式に偏った資産配分になっているようですから、日本株の比率を高めるのは理にかなっていると思いますが、一気にシフトさせるのは危険です。最終的な資産配分を考えて、その目標に向けて少しずつ動かすことが重要です。
中国やブラジルの株式から日本株にスイッチするのではなく、どちらのマーケットにもある程度の投資を行い、全体のバランスを取るようにしましょう。
出遅れていた日本株がしばらくは堅調になる可能性は高いかもしれません。ですが、短期的な予想は本当は誰にもわからないものです。
内藤 忍
1964年生まれ
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長