HOME > マネーを学ぶ6つの方法 > メールマガジンで学ぶ > 第9回 資産運用における手数料と税金をどう考える?
<読者の方からのご質問>
資産運用は結局のところ金融機関に支払う手数料と税金をいかに抑えるかに
尽きるように思うんですが、アセットアロケーションの年一回のリバランスに
しても、ドルコスト平均法で積立てして、ETFを買える金額になったら乗り換え
るというのにしても、利益確定の際の税金と再投資の際の手数料がかかってし
まうので、資産全体にはかえってマイナスになってしまうのではないでしょうか?
<回答者>
内藤 忍(隔回で回答いたします。)
ご質問ありがとうございます。確かに税金と手数料はリターンを低下させる
ものであり、運用に際して注意すべきものではあります。しかし税金だけを考
えて投資スタイルを変えるのは本末転倒だと思います。
この問題はメリットとデメリットの比較です。
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積立してETFにリレーする投資方法の場合、ドルコスト平均法が使え、
少額から始められ、残高が積み上がったらコストの低い運用にシフトできるという
メリットがあります。一方、資産が値上がりしていれば解約時に値上がり益に対
して税金がかかってしまいます。
結局は税金のデメリット以上にこの方法にメリットがあるかどうかの判断の問題
になるかと思います。
リバランスについて言えば資産を追加して運用している場合は売却して資産の
一部をシフトさせるのではなく、新たに追加する資金によって配分比率を調整
していく方法があります。積立リバランスと呼んでいますが、この方法ならコスト
も下げられます。リバランスはあまり厳密にやりすぎないことも重要だと思います。
大まかに自分の資産配分比率を決定し、その比率に近い配分になるようにして
いくのが現実的な対応方法です。
資産運用にはロジカルに対応すべき部分と現実的な判断が必要な要素が組み
合わされていると考えます。残念ながら唯一の正解はありませんが、私自身の
資産運用はドルコスト平均法やリバランスを実践しています。
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内藤 忍
1964年生まれ
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
早稲田大学オープンカレッジの講師、「日経マネー」「フィナンシャル ジャ
パン」などの月刊誌コラム執筆者としても活動。
個人のBlogも毎日更新中>> http://www.shinoby.net/index.html
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