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< 1 > 「お金の相談室」
第 38 回 不安定な市場のときの対処法を教えてください!
前回は、 ポートフォリオの中でレバレッジのあるFXの資産はどう考える?
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<質問>
投資を始めて何年か経ちますが、今年は相場が不安定で何度も下落しているた
め、保有しているものもマイナスになっているものがいくつもあります。こう
いった不安定な市場のときは心配で、気になって仕方がありません。どういう
対処をすればよいでしょうか。
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<回答>
ご質問ありがとうございます。廣澤知子が回答します。
たしかに今年は大きな相場下落の場面が続き、不安定な状態ですね。最近投資
を始めた方だと軒並みマイナス・リターンというケースもあることでしょう。
ご質問の方は何年か前から投資を始められたということで、全部がマイナスに
はなってはいないとのこと。実はこれが不安定な市場でも冷静でいるためのヒ
ントになります。
というのは、
時期をずらして投資(「時期の分散」)をすることで価格リスクを分散するこ
とができるからです。相場は必ず値動きするものですから、ある価格が
「絶対的」に割安というのはなかなかありません。(例えばドル円の買値が90円
以下であったり、日経平均の買値が8000円台であったりすれば、史上最安値近
辺ですから現時点においての【安値】と言い切れますが・・・)
もし市場全体が上昇トレンドのときに集中的に投資をしたとすると、下落時に
おいては当然マイナスになってしまうわけです。
上昇期、下落時と購入時期をずらしておくことによって、購入後にポートフォ
リオ全体を見たときに大きなダメージは受けにくくなります。
ポートフォリオを構築するときは、アセットアロケーションを決めたあとに一
度に購入せず、時間をかけて組み立てた方が良いというのはそういう意味から
です。
機械的に購入時期をずらす方法としては「ドル・コスト平均法」(定額購入)が有
名ですね。
乱高下する不安定な市場を横目に冷静でいるための方法としては、下記の3つ
を心がけてはいかがでしょうか。
1.上記のように購入時期を分散してアセットアロケーションを完成し、保有し
ている商品を単品ごとにプラスかマイナスかを見るのではなく、ポートフォリ
オ全体での損益をみる。(短期的な見方をしない)
2.資金に余裕のある方で投資タイミングを見計らっているような場合、相場観
のある方であれば、無理に相場変動に乗ろうとせず、「ここぞ」というときま
で「待つ」ことも大事。「絶対的」とは言わなくとも比較的安値に落ち着くま
で待って投資。
3.長い目で見れば、下落時は「拾い時」。ネガティブな感情をもたずに、「チャ
ンス到来」と前向きな気持ちになれば多少のマイナスに動揺しなくなる。
いずれにせよ、「気の持ちよう」という部分も多いのですが、相場の乱高下に
追随するのは失敗のもと。相場を追いかけるのではなく、タイミングを待って
入り、途中の値動きに動揺せずに育てるような投資の方が長期的に見ると成功
する確率が高いと思いますよ。
廣澤 知子
株式会社マネックス・ユニバーシティ 副社長
米系銀行で為替のディーラーなどに従事後、FPに転身。2005年より現職。
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
マネックス・メールの月曜コラム「廣澤知子のやさしいマネー講座」を連載中。
著書『金利をやさしく教えてくれる本』
著書『金利をやさしく教えてくれる本』の韓国語版が韓国で出版されました。
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