HOME > マネーを学ぶ6つの方法 > メールマガジンで学ぶ > 第32回 老後資金として、退職金・年金以外に3000万円どう貯める?その2
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< 1 > 「お金の相談室」
第 32 回 『老後資金として、退職金・年金以外に3000万円貯めるためには
どうすればいい?その2ポートフォリオの配分』
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<質問>
40代の夫婦です。夫婦ともに会社員で、中学生の子供が一人います。
夫婦の手取り年収合計 : 800万円 現在の貯蓄 : 550万円
生活費や住宅ローン、教育費、その他の支出を前提にすると年間貯蓄可能金額
は100万円程度です。(今後リタイアまでの15年間継続する予定)
リタイアする15年後までに老後資金として退職金、年金とは別に3000万円を貯
めたいと考えています。夫婦とも運用初心者であり、なるべくリスクは高くな
らないように長期運用をしたいです。アドバイスお願いします。
<回答>
ご質問ありがとうございます。(廣澤知子が回答します。)
さて、先週目標利回りを設定するところまでご説明いたしました。見逃した方
はこちらから
>> http://www.monexuniv.co.jp/mail_magazine/2007/10/sodan1005.html
このご夫婦は原資産と積立の運用で15年間かけて3000万円の資産まで殖やすた
め、年平均利回り4%強のポートフォリオを組むこととしました。
それでは具体的にそのポートフォリオを考えてみましょう。
まずは代表的な5資産の平均利回りを想定してみましょう。ここでは下記を各資
産の平均利回りという前提にしてみます。
短期資金:2.0%、国内債券:3.0%、国内株式:4.8%、外国株式:5%、外国
債券:3.5%
これは、厚生労働省の年金資金運用分科会の平成16年基本ポートフォリオ策定
上の前提条件で用いた推計値(平成17年度採用)です。(外国債券や外国株式は
1979年~2003年の過去実績からの推計値、国内債券は将来の実質長期金利を推
計値、国内株式はモデルを用いた実質株式リターンの推計値です。)
平成18年度以降は、年金資金の運用・管理は年金積立金管理運用独立行政法人
が行っていますが、平成16年に定められた上記条件を現在も踏襲しています。
あくまで過去のデータがベースになるので将来を約束するものではありません。
また、最近の国内株式や外国株式(BRICsなど)の利回り上昇を考えると
利回りを低く感じられるかもしれません。その辺りは「絶対」はありませんか
ら、ご自分の推察を加味して設定していただいてよいと思います。
上記を前提に、ご質問いただいたご夫婦は運用初心者であるということなので、
なるべくリスクを少なく、(ブレが少ない)安定資産(国内債券)を大目に、また
通常の生活費は別にしてあることから短期資金への配分を除いた4資産への配分
を設定してみましょう。
国内債券35%、国内株式30%、外国株式15%、外国債券20%というアロケーショ
ンのポートフォリオを組み立てます。

それぞれの平均利回りに保有比率を掛けたものを合計することによって、ポー
トフォリオの平均利回りが求められます。この場合の年平均利回りは4%強とな
ります。
ポートフォリオのアセットアロケーションが決まったところで、初めてどんな
金融資産を組み入れるかを考えます。
買うときのタイミングにこだわってしまう方もよく見受けられますが、運用の
キーポイントはタイミングではなく、アセットアロケーションが効率よくでき
ているかによるのです!
なんと運用が成功するかどうかの7~8割がアセットアロケーションが上手くい
くかどうかだと言います。
投資初心者の方で、かつ少しずつ購入することを考えると各資産は個別銘柄で
はなく、インデックスファンドなどを利用する方が、より効果的にリスク分散
が図れますし、積立もしやすくなりますね。
今回の外国資産が合計35%というのは、外貨建て投資をしたことのない方にとっ
ては為替リスクを心配されるケースもあるかと思いますが、5資産(【その他】
資産を入れて6資産とすることも)に分散(この場合は4資産に限定しましたが)
することによって、より分散投資の効果が高まり、安定的な運用ができること
は過去のデータからのシミュレーションにおいて証明されております。(過去
のシミュレーションの詳細はオフラインのセミナーで解説しますので、機会が
あれば是非、ご参加ください。)長期間で運用するのであれば、ぜひ怖がらず
に外貨資産もポートフォリオに組み入れていただきたいと思います。
廣澤 知子
株式会社マネックス・ユニバーシティ 取締役副社長
米系銀行で為替のディーラーなどに従事後、FPに転身。2005年より現職。
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
マネックス・メールの月曜コラム「廣澤知子のやさしいマネー講座」を連載中。
著書『金利をやさしく教えてくれる本』
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