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第 45 回 乗ってはいけない投資話

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< 2 >  資産の種 第45回 「乗ってはいけない投資話」
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「このあいだ『自分はブローカーだ』という人から電話がかかってきたんだよ。」と、友人(仮称:タケオさん)から相談を受けました。どうやら『未公開株式に投資をしないか』と誘われたようです。未公開株式とはその名のとおり、一般(取引所)に公開していない会社の株式です。誰でも取引できる公開株式(上場株式)は厳しい公開(上場)審査を潜り抜けた会社だけです。

未公開会社(非上場会社)はそれ以外の会社で、数としてもたくさんあります。株式公開を近い将来に行なうべく着々と準備をしている会社もあるでしょうし、つい最近設立したばかりで、まずはお金がないから資金を集めようとしている状況の会社もあるでしょう。

また、事業内容が素晴らしく、株式公開したら多くの投資家が投資対象にしたいと考えるかもしれないのに、会社の方針で株式公開をしない会社もあれば、「事業を続けていけるの?」と傍からみても心配になる会社もあったりと、会社の事情は様々で、全ての会社が株式公開をしたいと思っているとは限りません。

 さて、話は戻ってタケオさんですが、「どうしてブローカーはあなたにその話をもってきたの?知り合い?」と聞いても「わからない。知り合いではない。」という返事。と、なるとブローカーはある種の名簿等を使って片っ端から連絡をとっていると思われます。これは怪しい・・。

 でも、彼は興味がある様子。確かにまだ設立間もない小さな会社に出資をして、その会社が株式公開を果たすほどまでに成長したら、大きな投資益を手にすることができます。しかし証券会社が受付ける新規公開株(IPO)への投資でさえ、リスクは高い投資の部類です。新規公開をする会社は公開するための基準をクリアして初めて公開できるのですが、その会社が市場で一般の投資家に受け入れられるかは公開してみないとわからないのです。今回の投資話はIPOまでにも至っていない会社への投資話です。

私は
・会社の事業と、その財務状況をよく知る人間からの『出資を誘う話』とは思えない。

・小口で投資できるらしいというが、その管理を誰がするのかが定かでない。

・現役ビジネスマンで多忙である投資初心者のタケオさんには、もっとわかりやすい投資の機会を利用したほうがよいと思える。

と、いう理由を挙げてすすめられない話であることを伝えました。
「やっぱりそうだよね~。」と納得するタケオさん。『怪しい』と自分でも思っていながら「小口の投資ならおこずかいの範囲でやってみるのもいいか。0(ゼロ)か、大化け(ぼろもうけ)のどっちかだ。」と思っていたようです。

 これから独立して事業を始めようとしている起業家や、すでに起業している中小ベンチャー企業に個人富裕者が出資をするエンジェル投資と呼ばれる投資は存在します。

しかし、この投資を装った詐欺話も多く存在しています。
http://www.fsa.go.jp/ordinary/mikoukai/index.html

投資は自己責任。いろいろな情報をちゃんと自分で篩にかけられるように、まずは、情報が一般に公開されている投資で経験を積んでいきましょう。





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