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第55日目 インド料理

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< 2 >グルマンの日記 55日目 インド料理
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2009年7月某日、僕らを載せた全日空ムンバイ行きは、もうまもなくチャットラパティー・シヴァージー国際空港に到着しようとしていた。成田空港より8時間半のフライトであるが、意外な程小ぶりのボーイング737型機は、一気に東シナ海から上海上空を通過した後、中国本土を南西に縦断し、バングラディシュからインド国内の上空へと辿りついたのです。観光客の全くいない機内には、恰幅の良い男たちが多いように見える。これから先行くインドと言う国のビジネスを想像させます。

僕にとっては、初めてのインド訪問。1週間の滞在で20箇所以上の会社などを訪ねる強行軍であり、スケジュール表には、会議・昼食会・会議・夕食会と間断なくびっしり埋められています。厳しいビジネスミーティングでの一瞬の心の憩いのひと時は、やはり食事の時間。

自称グルマンの僕としては、当然ながら本場インド料理を食することが一つの楽しみでもあったのです。ものの本によるとインドには、日本で国民的大衆料理「カレーライス」と言うものはないのです。日本から態々「ボンカレー」「カレーマルシェ」の類を持っていき、インド人に食べさせた人がいるそうだが、一応に反応「薄味」で今ひとつの評判であったそうです。

であれば、インドで食べる「カレー料理」は、どんなものなのか?

その複雑に調合されたスパイスの鋭く突き刺さる辛さをヨーグルトや生クリームで和らげ、トッピングには香草の緑がちりばめられ、素晴らしい奥深い味わいのある料理が、本場インド・カレー料理でした。その複雑に調合されたスパイスのことをガラム・マサラと呼ぶようです。ガラム=熱い、マサラ=材料、まさに「辛い食材」であり、インド料理の「母の味」となるとのこと。

家庭によってレストランによってその調合は異なり、その結果カレー料理は数百種類もあるようだ。滞在中は、マトンカレー、チキンカレー、野菜カレー、とカレーと名のつくものはいろいろと試したが、某社の社員食堂で出されたものも含めて全て美味い!の一言。(ちなみに、神聖な牛は、ヒンズー教徒は食べないので、ビーフカレーは、みかけない。一番の高級食材は、チキンなのです)思わずもう一杯とお代わりをしてしまったほど。

ちなみにその時食べた3種のカレーの写真を添付しておく。作り方をインド人に聞いたのだが、基本は玉葱を薄切りにして丁寧にあめ色になるまで油で炒める。そして、「ガムラ・マサラ」を調合し、チキンカレーの場合、ヨーグルトでしっかりと事前にマリネーしたチキンを一緒に炒めた後、チキンスープを入れて煮込んで完成だそうだ。スパイスだけ揃っていれば意外と簡単かもしれない。

今回の出張では、残念ながら「ガムラ・マサラ」を入手する時間もなく帰国してしまったが、次回の出張では是非いろいろとスパイスを入手して自家製「ガムラ・マサラ」でも調合して、本場カレー料理に挑戦したいと思っています。乞うご期待!

中国を5年後には上回り世界ナンバーワン人口になると予想される国インド、世界最古150年の歴史を誇る証券取引所を有する国インド、世界最多の携帯電話普及台数を誇るインド、人口の70%の平均所得が2千ドル以下の国インド、11億人の民主主義国家インド、貧富の凄い格差を抱えながらも新たなビジネスの胎動を感じさせるインド。

ピリリとスパイスの利きながらもヨーグルトの優しさが和ませてくれるインド料理は、帰国後も「舌」から忘れられないように、ビジネス面でも、僕の心の中に強烈イメージを残してくれた国インドでありました。

PS:
デリー空港でみつけた料理本、「Spa Indian Cuisine」にでていたレシピーで一品作って見ました。カレー料理と並んで人気の「タンドリー料理」です。タンドリーとは、インドでは、「土の壷」のこと。熱した壷の中に串刺しにされた肉・魚を入れて、ローストしたものをタンドリー料理というのだそうで、そして定番の「タンドリーチキン」を試作した。簡単で、なかなかいけるので料理法を記しておきます。

市販のタンドリー粉(レッドペッパー等のスパイスの調合されたもの)を鳥のもも肉にまぶして15分から30分漬けておきます。そして更に全体を無糖ヨーグルトで漬け込み更に30分。ヨーグルトをざっと拭き取って、180度のオーブンで20分程度ローストして完成。

付け合せに、ほうれん草を煮て、少量のレッドペッパーとチキンスープと併せてミキサーでペースト状に仕上げる。ほうれん草のペーストを皿に敷き、その上にローストされたタンドリーチキンを載せて完成。帰国した晩に、作った。手軽に作れて疲れた胃にも優しかったです。

 





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