HOME > マネーを学ぶ6つの方法 > メールマガジンで学ぶ > 22冊目 仕組まれるくらいなら、自分で仕組んじゃえ!竹川 美奈子 (著) 『手間なしでお金が勝手に貯まる 「しくみ」マネー術』
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< 2 > エムユーの本棚 22 冊目 仕組まれるくらいなら、自分で仕組んじゃえ!
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暑中お見舞い申し上げます。エアコン疲れや食欲不振などで体調を崩されないよう、どうぞご自愛くださいませ。また、ビールの飲みすぎにも何卒ご注意を・・・・。(自戒の念を込めて。)
いやはや、こうも暑いと、どうしてもぐうたらしがちですよね。やらないといけないと思えば思うほど、どうも先送りしてしまいます。
・・・・というのは実は、暑さのせいなどではございません。ハイ。暑くとも寒くとも、「やらないといけないこと」や「正しいやり方で行うべきこと」をやらずにすませようとしたり、自分にとって楽なやり方で進めようとしたりということは、程度の差はあれ、多くの方もご経験あることではないでしょうか?
ご多聞に漏れずマネーに関しても、生涯を見据えたマネープランの設計、保有資産の客観的な把握、適時の損切り、過熱する新興国市場や下落し続ける株価にもブレない分散投資の継続など、その必要性や重要性を認識していても、多忙を理由に省略したままだったり、突然の「俺ルール」を適用してしまったり、そういうことは多々あるものです。(と、開き直っても虚しいですね。)
いっぱしの大人であれば、こんな怠惰な自分を自分で律せねばなりません。然るに、怠惰な自分が怠惰な自分を律することなどできるのでしょうか。残念ながら「心がけ」だけでは難しいです。
今週は、多くの人が捨てられない「人間の弱さ」を受け入れた上で、確実に実践できる具体的な投資生活を提案している本をご紹介します。ヒントは
・お金の流れを「しくみ化」してしまうこと
・「低コスト」「資産と時間の分散」「長期運用」という投資の基本に立ち戻ること
まさに「誰でも、今すぐ実践できる」やり方を教えてくれるのがうれしい、今週の本は・・・・
『手間なしでお金が勝手に貯まる 「しくみ」マネー術』 です。
『手間なしでお金が勝手に貯まる 「しくみ」マネー術』
竹川 美奈子 (著)、 PHP研究所、 1,365 円(税込)
【ジャンル】 お金の指南書
【難易度】 ★★☆☆☆ (★が多いほど難しい)
【文字量】 ★★☆☆☆ (★が多いほど多い)
【所要時間】 ★★☆☆☆ (★が多いほど時間がかかる)
【おすすめ度】 ★★★★☆ (★が多いほどおすすめ)
売り手の視点ではなく買い手の視点から投資信託を解説した『投資信託にだまされるな!』や当社
のeラーニングサービス<マネックス・キャンパス>の受講生向け特典 「チャット de お金の相談室」でも おなじみの、竹川美奈子さんの新刊です。日経新聞の記事などでコメントを目にされる方も多いのではないでしょうか。
分かりやすく平易な説明と、そのほのぼのとしたお人柄が魅力の竹川さんですが、押さえるべき点をしっかり押さえているところにいつも感服させられます。今回の本もまた然り。
全部で 5 章構成の第 1 章めでは、複利での長期投資、そして積み立て投資のメリットをコンパクトに説明しています。「よし!やっぱり思い立ったが吉日、直ぐにでも積み立てを始めねば!」と思ったところで、その思いを実行に移す「しくみ」にについて第 2 章で解説されています。この本の肝といっても過言ではないでしょう。
この本の表紙に堂々と図解されているとおり、金融機関口座を、生活用 / 貯蓄用 / プール用 / 投資用 と 4 つに分けて、毎月繰り返される給与収入から消費や投資へというお金の流れをコントロールする「しくみ」を作ってしまう、というのがポイントです。これによって、貯蓄していたはずのお金を原資にどーんと海外旅行!、そして貯蓄は振り出しに戻っている、といったことや、月々の消費活動の後に残ったお金を投資に回そうと思い続けて早○年・・・・、といったことを防げるというのです。ナルホド。金額は同じ 1 万円であっても、お金は、利用目的(いざという時のためか、長期的な夢を適える原資か、たまに発生するまとまった出費のためか、そして長期投資として大きく育てるためのものか)に応じて、適切な管理方法を考えるべきなのでしょうね。
第 3 章では、投資用口座に仮の目標金額、 3000 万円を育て上げるための具体的投資プランを紹介しています。コア・サテライト戦略の考え方を基礎として、現在私たち個人投資家が利用できる金融商品らの具体例を交えて記載されています。
→コア・サテライト戦略について、竹川さんがレクチャーされた動画のご案内はこちら。
そして第 4 章では「しくみ化」に適した証券会社の選び方について書かれています。一般に証券会社を比較するとき、手数料、情報量、取扱商品数など数値化しやすい指標で評価しがちですが、人それぞれのスタイルにあった多様な積み立てが可能かどうか、生活口座との相性は良いか、といった定性的な評価も重要なのだな、と改めて気づかされます。実際に利用してみると、そういった使い勝手の良し悪しが、ずっと付き合い続けるかどうかの分岐点となることも多いですものね。
第 5 章では、しくみ化した投資を続けることによるゴールをイメージします。他の章に比べてページ数は少ないのですが、良質な情報を元に自分なりの資産配分を考えていくことや、資産管理をできるだけ簡素化する、といった、継続していくために欠かせないポイントが書かれています。
誰しもたったひとりで生きているわけではないので、様々な面で既に誰かに仕組まれたシステムに組み込まれざるを得ないものですが、人生の核である「自分らしい生き方」を実現するために欠かせない、お金の仕組みは自分で仕組みたいものだなあ、と思いました。
さて、今日もまた東京はビール日和です。
マネックス・ユニバーシティ 富田
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