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< 2 > エムユーの本棚 12 冊目 「3年で変わるもの、変わらないもの」
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本日発売でございます。本日エムユーの本棚に仲間入りしました。ページをめくると印刷されたてのにおいが鼻をくすぐります。ポテチの青のりも、パンくずも、コーヒーの香りもついていません。当社内藤の新刊『【新版】 内藤忍の資産設計塾』。3年ぶりの全面改訂でございます。
『内藤忍の資産設計塾』は、これまで3冊出版されています。1冊目が2005年1月の『内藤忍の資産設計塾』、2冊目が2005年12月の『内藤忍の資産設計塾 実践編』、3冊目は2007年6月の『内藤忍の資産設計塾 外貨投資編』です。どれもこれも、内藤ならびにスーパー編集者長岡さんの生真面目な性格の現れで、鮮度の高いデータが豊富で、資産クラスの記述に偏りが少ない、網羅的な内容となっています。
さて、この3冊をセミナー会場などで並べていると、必ず「えっ、これらは別の本なのですか。同じだと思った・・・・・。で、どう違うんですか?」と聞かれます。よくよく見ると、表紙のタイトルも内藤の写真も変化しているのですが、どの本も表紙の紙や色合いからページ数までほぼ同じで(ちなみに、240ペ
ージ、232ページ、236ページでした)、中を見てもレイアウトは類似していて、目次を見ても似た言葉が目に入るので、皆さまが混乱されるのも無理はございません。
ということで、今回のエムユーの本棚では趣旨を少し変えて、『内藤忍の資産設計塾』シリーズ、結局どれを読めばいいの?に私なりの見解を申し上げさせていただこうと思います。ちなみに、内藤未検閲であります。
まずはそれぞれの本の狙いや構成を確認しましょう。
こちらのファイルをダウンロードしてみてください。4冊の本をわかりやすく比較しました。
ということで、今日から「内藤さんの本、どれから読めばいい?」と聞かれたならば、0.05秒で「それは・・・『【新版】内藤忍の資産設計塾』です」と答えます。前作の『資産設計塾』と『資産設計塾 実践編』で提唱してきた実践的な資産設計の考え方、始め方、続け方がこの一冊にまとめ上げられています。心構えから始まって、基礎となる投資理論・商品知識をおさえてから実践に入る、という流れもとても自然です。この本をまず読んで、それでも資産設計の実践に一歩踏み出せない人は『実践編』を、また世の中でまだ情報が少ない外貨投資を深めたい方は『外貨投資編』を読み進まれるといいでしょう。
また、既に『資産設計塾』と/あるいは『資産設計塾 実践編』をお持ちの方への情報となれば、と思い、【新版】はどこが変わったのかを探しました。
一番目立つ変化は、やはり読み手にとって理解が進みやすくなったことです。これまで出版してきた書籍や、数々のセミナーなどへの個人投資家の皆さまのご意見、ご質問から見えてきた(のだと思われます。)、知らず知らずのうちに抱いてしまっている心理的な壁をどう乗り越えていくのかを意識した構成となっています。心理編(第1章)も理論編(第2章)も、適度な文量にまとめられているのも嬉しいです。
そして、ご紹介している金融商品。この3年間で、我々が投資できる金融商品の数も仕組みも大きな変化がありました。【新版】では投信、ETF、外貨MMF、REIT、FX、日本株式、外国株式・海外ETF・DR、IPO株、外国債券、日本債券、オルタナティブ商品、その他(コモディティ・金)の12の商品について記載しています。この3年で投資機会が格段に広まった海外ETFやDR、外国債券について、また種類が増えた個人向け国債、個人投資家向けの商品が一般的になってきたオルタナティブ投資やコモディティについて、新たに取り上げています。
また、以前は『実践編』に詳細が掲載されていた資産クラスごとのポートフォリオ組入商品選択例の最新版が掲載されています。こちら、3年の時を経て具体的商品名が変化していますので、これまでの例を参考にしてきた方はこの機会に2008年版ポートフォリオ例をご確認くださいませ。先に述べましたが、金融商品の多様化や利便性向上に伴い、個人投資家にとっての選択可能性も広がっているのを感じます。
そして、なんと、第4章、資産設計実践の「6つのプロセス」にも変化が!これには強い衝撃を受けたわたくし。思わず動揺してしまいましたが、その意図は第4章の冒頭に太字で書いていました。P166の本文 上から3行目です。なるほど。なるほど。資産設計の基礎固めの後、具体的な実践に移すステージであるこの章の部分は、この6つのプロセスを繰り返していくことが肝要ということなのでしょう。と、一人で納得してしまいましたが、皆様、詳しくは是非ご自身でお読みになっていただければと思います。
なお、実際に資産運用を始めると誰もがぶち当たる壁といえる、モニタリングとリバランスについてもより実践的に説明されています。付録の、資産管理シートの記入例もあります。
その上、応用編(第5章)では住宅ローンや保険といった身近なお金のトピックスや、TAA(タクティカル・アセット・アロケーション)や実物不動産投資といったちょっとハイレベルな話題、相場急落時の対処法や勉強法など、今気になるテーマが取り上げられています。
と、私はここまで探し出したところで、あとは皆さまにバトンタッチしたいと思います・・・・。内藤の20年分の実務経験と、個人投資家の皆さまからのフィードバックが詰まった1冊。お気軽に、何度か読み返してくださいませ。
マネックス・ユニバーシティ 富田
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