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第 6 回 まだまだある!資源高に沸くモンゴル鉱山

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< 7 > 知られざる資源大国モンゴル
第 6 回 「まだまだある!資源高に沸くモンゴル鉱山」
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前回はモンゴルをこれから支える大型プロジェクトとしてオユトルゴイ(銅)とタワントルゴイ(石炭)の2つの鉱山を紹介しました。

今回はオユトルゴイとタワントルゴイ以外の鉱山で有力なものを紹介したいと思います。
ちなみに、モンゴルでは、改正鉱物資源法(2006)の制定により以下の3つの基準を満たす鉱床が戦略的重点鉱床として指定されています。今回は、主に、これらの戦略的重点鉱床について紹介します。

【1】国家の安全保障、経済や社会資本の整備に関しインパクトを及ぼす可能性があること
【2】当該鉱物資源に対する国際的な需要が強いこと
【3】当該鉱物資源の将来の年間生産額がモンゴルのGDPの5%を超える可能性があること

現在【1】-【3】を満たす鉱床として戦略的重点鉱床として指定されているのが何箇所かというと、15箇所もあります。
戦略的重点鉱床として指定されると、当初探査してからの国の関与の度合いに応じて、国がある一定以上の株式を保有することとされています。

つまり、社会主義時代を含め過去のある時点において、国が探査に関与したことがあれば50%までの株式保有、もし、従来、国の関与が全くなく、すべての探査が民間によって行われた場合でもライセンス所有者の株式の34%までの取得を国に認めるという内容です。

ちなみに、以下の鉱床が戦略的重点鉱床として指定されています。

この中には前回取り上げたオユトルゴイやタワントルゴイはもちろんはいっていますが、それ以外にも以下の様な鉱床が含まれています。

例えば、

A.モンゴルの北東に位置するグルバンブラグやドルノドをはじめとするウラン鉱山
B.モンゴルの中央部より北に位置するエルデネットの銅鉱山
C.モンゴルの北西部よりに位置するダルハン製鉄
D.モンゴル南部に位置するナランスハイトの石炭
です。
ここではそれぞれについて簡単に紹介したいと思います。

 

A.ウラン
もともとウランは社会主義政権下ではロシアの支配下にあり、厳密な情報統制の下、一般のモンゴル人には内情が明らかにされてきませんでした。現在でも限られた情報しか入ってこないのです。

しかし少なくとも言えることは、国際的な需要の高まりを受けてモンゴルのウランに対する需要がこのところ急激に上がってきているということです。ちなみにカナダのトロント上場企業でイーストアジアミネラルリソーシズという会社があります。この会社は2年前にモンゴルのウランの鉱業権を2億円で購
入したがわずか数ヵ月後にその権利をフランスの会社に90億円で売却したと言われています。

これからはウランに関する国の関与が高まることが予想されるため、このような短期間でのウランの権益の売買はできなくなることが想定できます。また、日本の個人投資家が直接このようなプロジェクトに参加することは事実上不可能ですが、日本にとってはどうしても欲しい資源であり目が離せません。

B.エルデネット銅鉱山(未上場)
エルデネット銅鉱山はロシアとモンゴルとの合弁会社です。現在モンゴルでダントツの税金を納める優良企業で、20億トン以上の銅の埋蔵量があると言われています。

残念ながら資金調達の必要性がないので上場する可能性はあまりないようです。

C.ダルハン製鉄(未上場)
モンゴル最大の製鉄所で過去に日本の技術支援(神戸製鋼)を受けています。国が100%保有していますがこれから大きな投資を行うため資金を必要としています。日本の個人投資家への門戸は開かれないと思いますが、ファンドなどを通じての投資の可能性はあります。

D.ナランスハイトの石炭(未上場)
石炭はタワントルゴイと並びナランスハイトが注目されている。というのも、ナランスハイトは中国との国境に近い場所に位置するため鉄道などのインフラがなくても最大の需要家である中国への輸送ができるからです。これからの資金計画などについては明らかにされていないため日本の個人投資家が参加できるかどうかは不明です。

なお、モンゴルでは他にもたくさんの有望な鉱物資源があります。たとえば、蛍石、モリブデン、タングステン、すず、りん、石油などです。それぞれ、大きな可能性を秘めています。これらが、モンゴルが鉱物資源の未開の大地といわれるゆえんです。

さて、次回はモンゴルの鉱山業以外の投資機会について紹介します。モンゴルは、急発展している国であるが、鉱山業、カシミアなどの輸出型産業だけではなく、不動産や、金融などの内需型の産業にも大きな投資チャンスがあります。
また、日本と比べてかなり金利が高いので銀行の定期預金に入れておくだけでもかなりの利息になります。どれほど高いかというと、最大手のハーン銀行の1年物の定期預金金利がなんと、18%なのです。来週は内需型の産業について詳しくご紹介しますので、お楽しみに。

井形 正晃
外資系証券(ソロモンブラザーズ、日興シティグループなど)で日本株の営業をした後、数年前に香港で投資会社を作りアジア株を主に運用。昨年、モンゴルで外資系初のフルサービスの証券業務を行うフロンティア証券を設立。

 





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