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第9回 公認会計士 足立武志氏の個別銘柄選び手法を初公開

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< 2 > 株式投資Q&A 第 9 回
「公認会計士 足立武志氏の個別銘柄選び手法を初公開」
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Q.足立さんは、個別銘柄をどのようにして選んでいるのですか?

A.筆者の銘柄選択方法は、株価の値動きなどから気になった銘柄を常時ピックアップしておき、買いのチャンスと感じた時にその中から選んでいます。

■ 筆者の銘柄選択方法は、その時々によって異なります。

筆者にとって株式投資で最も重要なことは「どの銘柄に投資するか」ではなく「どのタイミングで投資するか」です。上昇相場であればほとんどの銘柄が上昇しますし、下降相場であれば業績が良い銘柄であっても株価が下落してしまうことが多いからです。

ですから、筆者の銘柄選択は必ずしも絶対的な基準はなく、株価の動きや、株式ランキング(日々の値上がり率、値下がり率、売買高など)などをみて気になったものをピックアップしています。

■ 常時100社程度ピックアップ

株式市場には4,000社が上場しています。これらのすべての中から銘柄を選択するのは至難の業です。また、せっかくのチャンスがきたとき、1から銘柄を選んでいてはチャンスに乗り遅れてしまうかもしれません。

 したがって、筆者は普段は株価が高値から大きく下がった銘柄を中心に、気になる銘柄を100社程度常時ピックアップしておいて、それらの銘柄を常にチェックしています。そして、株価の動きなどから判断して買いのチャンスが来たと思ったら、その中から実際に買う銘柄を選ぶようにしています。

■ 約100社の選び方

100社の中には東証1部の銘柄も、新興市場の銘柄もあります。できるだけ多くの業種からピックアップするようにし、売買高が少ないものや、有利子負債の額や業績、株価の動きなどから判断して破たんの危険性が高いと思われるものは避けるようにしています。

その他の条件として、値動きが荒い代わりに株価が短期間に2倍、3倍になることも珍しくないような中低位株を中心に選び、株価が何倍にも上昇する可能性が低いと思われる値がさ株はほとんどピックアップしていません。

■ それ以外の銘柄選択方法

株式市場は「テーマ」を材料として動くことが多いものです。筆者も「テーマ」を銘柄選択の基準とすることはあります。最近であればGSユアサや明電舎などを中心格とした「エコ・環境」や、ダイワボウ、シキボウなどを中心とした「新型インフルエンザ」がテーマになっています。

このとき、中心銘柄の押し目に注目をしたり(あるテーマを材料に株価が動くときは、中心銘柄が最も大きく上昇することが多い)、「環境」や「新型インフルエンザ」をキーワードに、まだ株価が大きく上昇していない関連銘柄を探します。

また、株式市場が大底から立ち上がるタイミングでは、例えば「低PBR銘柄(0.3~0.5倍程度)」かつ業績が悪くなく、無借金かそれに近いことを条件に銘柄を選択します。下降相場では、業績は悪くなく、無借金経営で破たんの危険性もほとんどないのに、株価が大きく下落して、低PBR、つまり割安になっている銘柄が多く見受けられます。

しかし、そんな銘柄も、全体相場が上昇すれば、割安感から見直しの動きが生じ、相場全体の底上げにも乗って株価が上昇します。実際、今年3月以降の上昇相場でも、低PBR銘柄の株価底上げが起こりました。筆者自身も、過去にこの方法で選択して買った多くの銘柄の株価が、2~3年で5倍、10倍に上昇したという経験があります。

■ 銘柄選択で最も重要なこと

最も重要なことは「売買高が多く流動性が高い(いつでも売れる)」「破たんの危険性が低い」銘柄を選ぶことです。失敗したと思ったらすぐに逃げられる、つまり損切り可能な流動性と倒産の危険が極めて考えにくい銘柄選択、筆者にとってこの2点は譲る事が出来ないリスク低減の大原則です。

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足立 武志(あだち たけし)
公認会計士・税理士・ファイナンシャルプランナー(AFP)。足立公認会計士事務所代表、株式会社マーケットチェッカー取締役。'75年神奈川県生まれ。一橋大学商学部経営学科卒業。会計・税務にとどまらず、執筆、セミナーを通し、個人投資家の資産運用に真に有益かつ必要な情報提供を行っている。
著書に、新刊『それは失敗する株式投資です!』(日本経済新聞出版社)、
『すぐできる!らくらくネット株入門』(高橋書店)、
『はじめての人のFX入門塾』、『はじめての人の決算書入門塾』(いずれもかんき出版)
がある。
パンローリング社トレーダーズショップでBlogを執筆中。





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