HOME > マネーを学ぶ6つの方法 > メールマガジンで学ぶ > 第7回 外国株への投資は、どう考える?

マネーを学ぶ6つの方法 メールマガジンで学ぶ

第7回 外国株への投資は、どう考える?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
< 2 > 公認会計士 足立武志氏による株式投資Q&A
第 7 回 外国株への投資は、どう考える?━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q.私の投資は日本株メインですが、このところ海外投資にも興味が出てきました。足立さんの外国株への投資に対する考え方を教えてください。

A.外国株への投資に興味があるのであれば、まずは簡単にはじめられてコストも低く抑えられるETFやインデックス・ファンドへの投資を検討するのがよいでしょう。外国株の個別銘柄への投資はハードルも高いですが、チャレンジしてみるのも面白いのではないでしょうか。

 外国株への投資方法としては、大きく分けて「外国株を投資対象とした投資信託へ投資する」方法と、「自分で個別銘柄を探して投資する」方法の2つがあります。

 外国株には興味があるけれど、個別銘柄はちょっと・・・という方も、投資信託を通じた外国株への投資なら簡単に行えます。外国株を投資対象とした投資信託はたくさんありますし、東証や大証には、中国株やロシア株、ブラジル株などの株価指数に連動するタイプのETFが上場しています。

ETFは通常の投資信託より信託報酬が低く、売買手数料も上場株式と同じ扱いですので、コスト面で有利といえます。

 さらに、証券会社によっては、アメリカや香港などの株式市場に上場しているさまざまなETFを買うこともでき、選択の幅をさらに広げることができます。

 もし、国内外の株式、債券にバランスよく資金を配分する長期・分散投資を行うのであれば、必然的に外国株を投資対象とした投資信託へ投資することになります。

 できるだけ多くの資産に分散することでリスクを抑える、という長期・分散投資の考え方からすれば、アクティブ型の投資信託よりETFやインデックス・ファンドへ投資したほうがより効果が期待できるでしょう。

 外国株の個別銘柄については、日本株への投資に慣れていない段階では無理に投資する必要もないのではないか、と筆者は思います。

外国株の個別銘柄に投資する際には、日本株の個別銘柄へ投資するために必要な知識や情報だけでなく、言語の問題、経済情勢の問題、会計ルールの問題、株式投資に関する規制・ルールの把握、そして為替レートの変動という点にも気を配らなければなりません。

 つまり、外国株の個別銘柄への投資は、日本株の個別銘柄への投資に必要な知識・情報に、さらにプラスアルファの知識・情報が必要になるということです。これは想像以上に大変なことです。
 ただし、大変である一方で、日本ではなかなか見つけられないお宝銘柄を発掘する可能性もあります。勇気と夢をもってチャレンジしてみるのも面白いのではないでしょうか。

 なお、私は現在日本株の個別銘柄を投資対象としており、外国株には投資していません。それは、以下のような考えによります。

・日本株だけでも十分利益を得るチャンスがあると考えている
・特に円高トレンドが継続している現在は、円高による為替差損が生じる可能性が高い
・最近は世界中の株価が同じように動くので、わざわざ外国株に投資する必要性を感じない
・外国株の個別銘柄に投資するためには、各企業の決算の動向やその国の経済情勢など、必要となる情報がいくつもあるが、日本ではそうした情報を入手しにくい
・日本株の個別銘柄に関する知識・情報の収集や分析・研究で手一杯であり、外国株にまで手が回らない
・個別銘柄が難しいなら外国株の投資信託という手もあるが、個人的な投資スタイルとして他人に自分の大事なお金を任せるのではなく、自分自身で運用したい

 もちろん、これらは筆者の個人的な考えですから、外国株への投資を否定するつもりは全くありません。現に、外国株への投資で大きな利益を得ることができた個人投資家も大勢います。

 最後に、日本株であっても、外国株へ投資するのと近い効果を得られる投資手法があります。たとえば、中国の高成長とそれに伴う株価上昇を期待して中国株へ投資するのに替えて、日本株で「中国関連株」と呼ばれる銘柄を買うのです。そうすれば、中国の発展や中国株の上昇の恩恵を同じように受けることができます。

実際、中国株は2005年から2007年にかけて大きく上昇しましたが、コマツ、日立建機といった銘柄の株価も「中国関連株」として同じ時期に大きく上昇したことは記憶に新しいです。外国株の個別銘柄に投資するより、こちらの方が手軽に行うことができます。筆者も時にこの方法を活用しています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★☆★☆★株式投資スクリーニングソフト マーケットチェッカー2★☆★☆★ 
とても簡単な操作で行える株式投資スクリーニングソフトマーケットチェッカー2
 マーケットチェッカーでできること >> http://mc.kbu.jp/doc/func/
___________________________________

足立 武志(あだち たけし)
公認会計士・税理士・ファイナンシャルプランナー(AFP)。
足立公認会計士事務所代表、株式会社マーケットチェッカー 取締役。1975年神奈川県生まれ。一橋大学商学部経営学科卒業。資産運用に精通した公認会計士。会計・税務業務にとどまることなく、執筆、セミナーなどを通じて、個人投資家 の資産運用に真に有益かつ必要な情報提供を行っている。著書に『すぐできる!らくらくネット株入門』(高橋書店)、『はじめての人の決算書入門塾』(かんき出版)がある。パンローリング社トレーダーズショップでBlogを執筆中。
_____________________________


 





ページトップへ

株式会社マネックス・ユニバーシティ

東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内19階