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第6回 教えて!足立さん流の投資法と、その方法を実践している理由

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< 2 > 公認会計士 足立武志氏による株式投資Q&A
第 6 回 教えて!足立さん流の投資法と、その投資法を実践している理由
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Q.足立さんご自身の投資法を教えてください。

A.質問ありがとうございます。筆者が特別な投資法を実践している、ということはありませんが、強いて挙げれば「株価が下げている途中では買わない」、「損切りを必ず実行する」という2つを守るのが投資法です。

 前回、金銭的に豊かな生活を送るため、そして老後の生活資金を確保するために投資が重要な役割を担っていることをお話しました。

 一方、投資は成功すれば資産を大きく増やすこともできる反面、逆に失敗すれば資産を減らしてしまうものです。
 したがって、大きく資産を減らしてしまうような大失敗を避けること、これが一番重要です。
 筆者は、主に日本株の個別銘柄に投資しています。以下はその前提での投資法です。

 個人投資家の90%は株式投資で思ったような成果を挙げられていないといわれています。つまり、大部分の個人投資家は、株式投資で失敗しているのです。

 筆者は、失敗の原因となる行動を避ければ、必然的に成功できる可能性が格段にアップすると考えました。

 そこで、「株価が下げている途中では買わない」、「損切りを必ず実行する」という2つを守ることを重視しています。
 これは言ってみれば、買った株が大きく値下がりして売るに売れず困っている多くの個人投資家の行動の逆をいく、というものです。

 株価の動きには上げ下げの波があります(これを「トレンド」と呼びます)。これは私たち一個人投資家のレベルでは変えることのできないものです。したがって、株価が下降トレンドのときに買えば、買った後さらに株価が下がる可能性が非常に高いのです。この行為を避け、株価が下げ止まって反発をはじめた初期の段階で買うことを心がけるというものです。

 筆者は買い時のタイミングを見極めるために、基本的には毎日、日経平均株価や個別銘柄の日足のチャートを用いて株価の動きを確認し、下降トレンドから上昇トレンドへ転換しつつあるときを狙って買いに入ります。また、相場全体が上昇しているときであれば、同じく日足のチャートをみて、上昇トレンドの最中の銘柄で、まだ大きく上昇していないものに飛び乗ることもあります。

ちなみに、売り時については、ケースバイケースで判断しています。日足のチャートで判断するときもありますが、「うまく底値で買えたかもしれない」と感じたときは、週足、もしくは月足のチャートで上昇トレンドが下降トレンドに転換するまで持ち続け、大きな利益を狙うこともあります。

 もう1つは損切りです。これを実行することができるかどうかが、株式投資で成功するか失敗するかの命運を分けるといっても過言ではありません。買った株が値下がりして身動きがとれなくなくなってしまう個人投資家は、損切りをしなかったことが最大の原因だからです。

もし、下降トレンドの途中で買ったとしても、損切りをきっちりと実行していれば、損失は小額で済みます。その上で、次のチャンスを待てばよいのです。株式市場が開いている限り、チャンスは何度でもやってきます。

 でも、損切りをしないで持ち続けた結果、株価がさらに下がって多額の含み損を抱えてしまう、これが大部分の個人投資家が失敗に陥ってしまう行動パターンです。

 財産形成を目指して株式投資をしたのに、逆に損をしてしまったら元も子もありません。投資において失敗に結びつく可能性が高い行動をいかに回避するかが非常に重要なことだと筆者は考えています。

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プロフィール

足立 武志(あだち たけし)
公認会計士・税理士・ファイナンシャルプランナー(AFP)。
足立公認会計士事務所代表、株式会社マーケットチェッカー 取締役。1975年神奈川県生まれ。一橋大学商学部経営学科卒業。資産運用に精通した公認会計士。会計・税務業務にとどまることなく、執筆、セミナーなどを通じて、個人投資家 の資産運用に真に有益かつ必要な情報提供を行っている。著書に『すぐできる!らくらくネット株入門』(高橋書店)、『はじめての人の決算書入門塾』(かんき出版)がある。パンローリング社トレーダーズショップでBlogを執筆中。
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