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『リーマンショックから1年』特集 第7回「引き続き下落が続く消費者物価指数」

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< 2 >  グラフで見るニュースとトレンド 『リーマンショックから1年』特集
第7回 「引き続き下落が続く消費者物価指数」
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一般論として、景気が良くなれば物価が上がる、悪くなれば物価が下がります。リーマンショックでこの部分の影響がどれほどであったのか、過去を振り返ると共に、物価の動向から景気の現状を見てみたいと思います。

<<リーマンショックの影響大きい企業物価指数、底打ち確認はまだか>>

企業物価指数は、企業間で取引される財に関する物価の変動を測定するもので、財の需給動向を把握し、景気動向や金融政策を判断するための材料を提供することを目的にしています。このうち国内企業物価指数は、国内市場向けの国内生産品を対象とし、主に生産者出荷段階、一部を卸売出荷段階で調査したものです。

下のグラフでこの推移を見てみると、それまで上昇傾向にあった国内企業物価指数(総平均)が、2008年8月の112.5をピークとして、リーマンショックを契機に下降トレンドに 転じています。サブプライム問題を発端として、それ以前から金融危機は始まってはいたものの、実質的にリーマンショックとその前後の混乱の影響がどれほど大きかったのか、このグラフで一目瞭然です。

同指数は、2009年6月の102.5を底にやや上向きつつあります。但し上昇度合いは極めて緩やかであり、まだ物価が上昇に転じたとは断定できない状況です。
 

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もう一つのデータ、企業向けサービス価格指数は、企業物価指数が対象としている物的商品(モノ)の価格だけでなく、サービスの価格についてもあわせて見ていくことを目的とした統計です。

企業向けサービス価格指数の推移は、2008年7月の95.9をピークに低下し、2009年1月に91.9の底を脱したものの、一進一退の状況です。サービス価格は、モノの価格に比べて変動が小幅にとどまっています。


<<引き続き下落が続く消費者物価指数>>

次に、消費者物価指数について見てみます。消費者物価指数は、全国の世帯が購入する各種の商品(財やサービス)の価格の平均的な変動を測定するものです。

生鮮食品を除く総合指数は、2008年8月の102.4をピークに下落、2009年9月時点でも依然として下降トレンドです。品目別に見てみると、季節要因を除くと教養・娯楽の下落傾向が続いています。教育や、(このグラフにはありませんが)住宅等は変動なし、あるいは上昇しており、交通・通信の変動が大きいことを考えると不要不急の商品の価格が下落しているということでしょう。
 

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景気は一時底打ちしたとも言われる中ですが、冬のボーナスも低迷が続いているように、消費者の財布のヒモは依然として固くなっているようです。

また、このグラフで一つ特徴的なのは、「教育」の価格の底堅さです。これは消費者にとってはある意味必要経費ではありますので、その分価格が下がりにくいということなのでしょう。一方で、全体の物価が下がる中で、値段が安定、もしくは上昇しているという事実は、それが必要経費である家計の中での負担感は増していることを意味しています。民主党の政策の正当性も、一部この辺りにはあるのかも知れません。


以上、企業、消費者双方のグラフで見てきたように、物価動向から見た場合、総じて現在の景気は引き続き予断を許さない状況だということになるのでしょう。

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過去ご紹介したトピックスはこちら:
・リーマンショックとは?(http://special.visualzoo.com/lehman/what.html
・ リーマンショックから1年間の出来事
http://special.visualzoo.com/lehman/history.html
・リーマンショックから1年:回復の兆しが見え始めた日本経済(http://special.visualzoo.com/lehman/detail.html
・リーマンショックから1年:危機の震源地アメリカ経済の底打ち(http://special.visualzoo.com/lehman/detail_001.html
・リーマンショックから1年:低迷続くヨーロッパ経済(http://special.visualzoo.com/lehman/detail_002.html
・リーマンショックから1年:危機の中存在感高まる中国(http://special.visualzoo.com/lehman/detail_003.html





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