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『リーマンショックから1年』特集 第3回: 「金融危機の震源地アメリカ経済の底打ちの行方を決定づける2009年12月以降のこの数字」

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< 3 >  グラフで見るニュースとトレンド 『リーマンショックから1年』特集
第3回 「金融危機の震源地アメリカ経済の底打ちの行方を決定づける
2009年12月以降のこの数字」
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リーマンショック以降、危機の震源地アメリカでは、株式もドルも売られる「アメリカ売り」に見舞われました。2009年に入ってその状況からは脱し、市場は多少の回復を見せてはいるものの、実体経済の回復は遅れているのが現状です。リーマンショックから1年を迎えたオバマ大統領は先日、「過去2年間の嵐は収まりつつある」と演説で述べましたが、収まった嵐を成長の風に変えるには、個人消費の回復と企業の投資回復を促す環境整備が不可欠です。

ここではアメリカの株式市場の動きを見ながら、危機後の「アメリカ売り」を振り返ると共に、自動車と共に政策の後押しで底打ちが見えつつある住宅市場の動向について、グラフを用いて見て行きたいと思います。

リーマンショックから「アメリカ売り」へ

金融危機の震源地アメリカでは、リーマンショックを一つの契機に、株も通貨も大きく売られて行きました。ダウ工業株30種平均はリーマン破綻を受けた2008年9月15日に500ドル以上の下げを記録したほか、金融安定化法案が下院で否決された2008年9月29日には777.68ドル安と史上最大の下落を記録するなどパニックとも言える状態に陥りました。

●グラフ

【出典:S&P/特集サイトへは左下の「vizoo」ロゴをクリック!】

 リーマンショックまでは最後の砦と考えられていた巨大金融機関に対する政府の支援が、リーマン・ブラザーズの破綻を目にして場合によっては無いものと分かり、同時に直後にAIGは救済するなど政府の救済基準も不明確な点が多かったため、市場参加者は金融危機の長期化を恐れて疑心暗鬼になっていたのでしょう。

またドルも広く売られ、2008年12月には円相場が1ドル87円台前半を記録し、13年5ヶ月ぶりの円高水準となるなど、「アメリカ売り」が進みました。 2009年に入って底打ちが見えてきたとは言え、実体経済の回復は想像以上にペースが遅く、先行きに関してはなかなか見通しがつかないのが現状です。

→さらなる詳細は、下記特集サイトへ:
・特集サイト「リーマンショックから1年:危機の震源地アメリカ経済の底打ち」(http://special.visualzoo.com/lehman/detail_001.html)より)

トピック:米住宅価格の失われた6年。政策効果切れ後の数字に注目!

米国で住宅価格の指数として各メディア、エコノミストが注目するCase-Shiller Home Price Indices。この指標によると、2009年7月は前月比増となり、上昇幅もエコノミストの予測を上回るものとなりました。低迷していた米住宅市場も、ようやく底打ちしたのではないかという期待感が広がったのもそのためです。

前回の第2回では日本の自動車のエコカー減税等を紹介しましたが、米政府の景気対策は住宅購入の分野も例外ではありません。現在は、初のマイホーム購入の場合など様々な制約がつきまずが、購入者に$8,000の税控除が優遇されています。このプログラムは2009年11月末までに購入した場合のみ適応されます。

米国では春から夏にかけての期間が住宅販売のピーク、夏が引越しのピークです。
そんな引越しのピークに住宅価格指数が上昇したのは、政府の景気対策の恩恵が少なからずあったと言えます。これは、米政府による景気対策、自動車買い替え補助により自動車販売がいったん上昇したのと同じ効果があったかもしれない、ということです。

表面的には明るいニュースのように見える一方、前年同月比ではまだ10%以上低い水準で推移、6年前の2003年の価格レベルだそうで、まさに『失われた6年』です。

そこで、この6年間を振り返るべく、1987年からの推移をグラフにしてみました。


【出典:S&P/特集サイトへは左下の「vizoo」ロゴをクリック!】

こうしてみると、1991年から1996年末までの約6年間は、住宅価格はほぼフラットでした。それからITバブルが特にアメリカの西海岸を潤し、上昇する一方の住宅価格とサブプライム・ローンによるイージー・マネーが米国の消費者の消費行動を誘発し。。。。

そのように歴史を振り返ってみると、果たして2003年の価格レベルが妥当だったかどうか、疑問に思ってしまいます。

いずれにせよ、底打ち確認のためには、$8,000の税控除効果が切れる2009年12月以降の指数に注目が集まります。

注釈: Case-Shiller Home Price IndicesはKarl Case氏とRobert Shiller氏が考案した指数。米国は、古い住宅でも内装がアップグレードされ、売買が何度も繰り返されます。100年以上前に建てられた住宅が今でも よく見かけられ、古い建物は非常に味があり丈夫です。Case-Shiller Indicesは、このように繰り返される中古住宅販売価格も彼らが考案したあるメソッドにより考慮されているものです。


過去ご紹介したトピックスはこちら:
・リーマンショックとは?(http://special.visualzoo.com/lehman/what.html
・リーマンショックから1年間の出来事(http://special.visualzoo.com/lehman/history.html
・リーマンショックから1年:回復の兆しが見え始めた日本経済
http://special.visualzoo.com/lehman/detail.html





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