HOME > マネーを学ぶ6つの方法 > メールマガジンで学ぶ > 第 16 回 世界一のプロジェクト目白押し、ドバイの海のデベロッパー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
< 5 > 「石田 和靖のドバイ・中東湾岸レポート」
第 16 回『世界一のプロジェクト目白押し、ドバイの海のデベロッパー』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇
2008年7月11日のコラムで、「陸のエマール」と呼ばれる、中東最大の不動産デベロッパー「エマール・プロパティ」を紹介しています。
その「陸のエマール」というのは、その呼び名の如く、何も無かったドバイの砂漠の内陸部を開発していますので、そう呼ばれています。
つい数年前まで何の価値も無かったただの砂漠を、今では世界中から人が集まる巨大なエコノミックシティに変えてしまった、エマールの功績は大変大きく、いまのドバイにとって無くてはならない存在だったと言えるでしょう。
その「陸のエマール」に対して、同じく政府系不動産デベロッパーのとある会社が、海(ペルシャ湾)の巨大開発を行っています。
「ペルシャ湾」という言葉の響きに、みなさんどんな印象をお持ちですか?恐らくその言葉を聞くと、湾岸戦争、イランイラク戦争、イラク攻撃・・・
そんな、テロとか戦争と言った冷たいイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、実際には・・・・。
ドバイをはじめとして、アブダビ、ラスアルハイマ、バーレーン、カタールなどのペルシャ湾岸ウォーターフロントは、いま私たちの想像を絶する、世界最高品質の巨大なビーチリゾートが次から次へと開発されているのです。
例えば
●世界地図を模した巨大な人工島群、「The World(ザ・ワールド)」
ここは、それぞれの島単位で売りに出されており、購入者は開発プランを自分で考えて、好きなように島を作れるというものです。
また、椰子の木を象った奇妙な形の人工島、Palm三部作があります。
●「The Palm Jumeirah(パーム・ジュメイラ)」
●「The Palm Jebelali(パーム・ジュベルアリ)」
これらPalm三部作は、ジュメイラがほぼ完成しており、ジュベルアリとデイラは、現在埋め立て工事中です。
パーム・ジュメイラは、デビットベッカムやマイケルジャクソンなどの世界的スターが第1期販売時に別荘を買ったと噂されています。
また、椰子の木の先端には、Atlantis The Palm Dubaiと言って、それはそれはとてつもなく巨大な高級リゾートができあがりました。
このパーム・ジュメイラには、ホテル、住居、病院、学校、商業施設、モノレール、幹線道路、ビジネス街など、様々な施設が作られました。
私自身もここに何度か見学に行っています。数億円の別荘を買うほど資金があるわけではないのですが(苦笑)、ここの会社を見学すると、ペルシャ湾を開発する政府系不動産デベロッパーの、斬新なアイデアや進むべき道、そのスケールの大きさなど、とにかく驚かされるのです。
また、上記の「The Palm Jebelali(パーム・ジュベルアリ)」を取り囲むようにして開発される、
●「Dubai Water Front(ドバイ・ウォーターフロント)」
先日のプレゼンテーションでは、ここは「香港島の2倍」ということを(twicethe size of Hong kong)強くアピールしていました。
香港のような「金融・ビジネスハブ」を目指すが、その規模は香港の2倍で、世界最大級のビジネスハブになる。
と言っていました。
ドバイはフリーゾーン(自由経済特区)政策により、世界中から大企業が押し寄せていますので、いま未曾有の人口増加ラッシュ。
そんな状況に対応すべく、海側の開発を手がけているのが、ドバイ政府系の、海のデベロッパー
「Nakheel(ナキール)」であり、上記でご案内したすべての開発プロジェクトを、同社が手がけています。
「ナキールの夢は、世界一の海洋不動産開発会社になること。」
そのために、世界中から優秀な人材をかき集め、デザイン・設計、また水質調査、環境調査など、あらゆる分野でトップクラスのノウハウを構築しています。
「陸のエマール」に対して、「海のナキール」
ドバイには、両社が手がける巨大プロジェクトがいくつもありますが、それらがすべて完成・稼動し始めたときのドバイが、どんな街に変貌しているのか。。。それはきっと私たちの想像を絶すると思います。
砂漠に運河を引く、「陸のエマール」
海辺に陸地を作る、「海のナキール」
両社はまったく正反対のことを行っておりますが、向かっている方向は
「ドバイを世界の中心にすること」
そのアイデンティティーが、どのプロジェクトからも伝わってきます。
ちなみに、新しい空港の名称は、「ドバイ・ワールド・セントラル」
本当にこの都市が世界の中心になってしまう日もそう遠くはないかもしれません。
次回は、アラビアのバフェット「アルワリード王子のキングダムタワー」をご案内します。
----------------------
石田 和靖: ザ・スリービー代表取締役
年に十数回、香港・タイ・UAEなど各国を訪問し、香港、タイ、ドバイ、サウジ
アラビアの証券会社にも太いパイプを持つ。
「海外投資専門チャンネルワールドインベスターズTV」サービス開始中