HOME > 【コラム】かんたんマネー講座で学ぶ > 5.投資を続けるためのコツ
せっかく投資を始めたのであれば、今度は続けるための方法を工夫していきましょう。長期で投資の成果を出すには、ある程度の時間が必要です。途中でやめてしまってはせっかく成果が出かけたものをムダにしてしまうからです。
やめないためには、ナゼやめてしまうのか原因を見つけ、それに対応しておくことが有効です。
投資をやめてしまう理由は大きく2つあります。
1つは、損失に耐えられなくなってしまうこと
もう1つは、面倒になってしまうこと
です。
投資で損をすることは、投資を続けていればよくあることです。問題は、損失が自分の許容範囲を超えて拡大してしまった場合の対処方法です。恐怖心から持っている資産をすべて損切りしてしまい、マーケットから撤退してしまう人もいます。2008年の金融危機の際、新興国株式やFX取引をしていた個人投資家の多くが投資をやめてしまいました。その結果、その後の相場の回復局面ではリターンを得ることができなかったのです。
また、損をした訳でもないのに途中でやめてしまうのは、続けるのが面倒になってしまうケースです。最初は楽しく始めた投資でも、資産がなかなか殖えなかったり、単純な管理作業がきちんとできなくなって気がつけば何もしなくなっていた、というのはよく聞く話です。
損失が拡大して投資をやめてしまうケースは、もしその損失が一定の範囲に収まっていれば投資を続けることができます。自分のリスク許容度を超えてしまうから投資をやめてしまうのです。であれば、そんな事態を防ぐにはリスクを取り過ぎなければ良いということになります。
また、手間がかかって面倒だからやめてしまうのであれば、手間がかからない方法を工夫することです。例えば、資産の管理を同じフォーマット(形式)を使い定期的に作業をするようにすれば、負荷を軽減できます。また単純な作業を楽しく工夫をするのも良いでしょう。
さらに大切なのはナゼ投資をするのか、その目的を明確にしておくことです。
資産運用をいきなり始める前にやっておくべきことがあります。それは、投資の知識を完璧にマスターすることよりもむしろ目標の設定です。具体的な夢・目標を設定することによって、計画的・戦略的な資産設計が可能になります。
そして次に、その目標を達成するために必要な「いつまでにいくら」を数値化し、その上で運用戦略を考えていくのが正しい順番です。
目標はビジョンとミッションに分けられます。ビジョンとは自分が人生で実現したいと思っている具体的な課題です。ミッションとは、ビジョンをすべてまとめた人生の究極の目標です。例えば、家族で毎日楽しく過ごす、自分の好きなことをして健康に暮らす、という具合に漠然としたイメージでよいのです。
このビジョンとミッションをもとにして、投資の目標金額と達成するのに必要な時間を考えてみましょう。

投資は1年2年で終わるものではありません。陸上に例えれば、短距離走ではなく長距離走。しかもマラソンのようなとても長いものに近いと言えます。
マラソンで大切なのは最初から飛ばすことではなく最終ゴールをすること。それも自分のベストな方法で、です。だとすれば、投資においても短期的な成果に一喜一憂するのではなくゴールである10年後、20年後、30年後といった将来を考えて投資を考えることが重要です。
安定した成果を出し続け、長期の成果を出すにはやはり投資の5原則に沿った投資を淡々と続けていくことしかないと思います。そのためにもきちんとした計画を立てて継続することが重要になってくるのです。
リスクを取って運用をするわけですから、常に自分の思った通りにリターンが実現できるとは限りません。極端な話投資を始めた翌日に株式市場の急落が起これば、たちまち資産残高はマイナスになってしまうこともあるのです。
例えば資産が一時的にマイナスになったとしてもさほど大きなマイナスでなければ、将来のプラスの成果を期待して運用を続けることができます。個人差がありますが楽観的な人でも、自分の資産の大半が運用の失敗によって失われると、恐怖感から運用を断念してしまうことがあるのです。
投資で大切なことは、一時的にうまくいかないことがあっても続けることができる状態を作っておくことです。思い通りにいかない時は、目標の設定を見直し、これからの対応を冷静に考え、淡々と対応することが大切なのです。
これまで説明してきた、5つのステップは投資を長期で成果をあげるための方法です。目先の相場の動きに一喜一憂するのではなく、自分の目標をしっかり持ち、継続することで目標を実現してください。